溶　解　　　伊勢革観

　「とける」という行為はごく日常的なことです。砂糖をとかす，味噌をとかす，絵の具をとかす…。授業書《溶解》は日常的な「とける」をさまざまな実験をとおして科学的にとらえます。第２部では，「とけて見えなくなったもの」を分子レベルで考えていきます。分子を知らなくても大丈夫！知らないからこそ，感動的な学びが子どもたちに芽生えます。第３部は「ものによってとけたり，とけなかったりすることがボクらの身の回りに役立っている」ことを教えてくれます。さまざまな実験を体験してもらい，第３部までとおして進める予定です。授業に役立つ資料などもお分けします。ゼヒどうぞ♡

燃　焼　　　椿　伸一

ものが燃えるとはどういうことか。様々な実験を通して体験的に学んでいく授業書です。様々な気体の中で蝋燭は燃えるか、金属は燃えるのか、普通の燃料の燃焼はどうかなど、難しい実験も多いのですが、実験のやり方や見せ方などをDVDの映像などを交えて分かりやすく進めていこうと思っています。

徴兵制と民主主義　　　竹田かずき

「徴兵制」というと，なんだか物騒な話に聞こえるかもしれません。あるいは「聞いたことあるけれど，私にはちょっと縁遠いものだなあ」と思うかもしれません。
　この授業書は，軍隊や戦争に詳しくなるためのものではありません。この授業書は「徴兵制」という制度を通じて「民主主義」とか「国家」のことを考える授業書なのです。

　この授業書をつくったのは2010年のことでした。
　今はその頃よりも「戦争」や「徴兵制」という言葉がニュースで語られることが増えてしまっているようにも思えます。
　しかし，そんな今だからこそ，この授業書を受けてみてほしいとも思っています。
　ぜひお越しください。

生物と細胞　　　清水　龍郎

　細胞という言葉を聞いたり，習ったことがある人もいるかもしれません。しかし細胞を知っていることと，細胞説という見方・考え方を身につけていることは違います。
　この講座では生物のつくりと働きに，細胞がどう関わっているかをさまざまな問題によってさぐり，細胞説を身につけることをめざします。最後に，授業書にはない話題や研究問題を通して，細胞説から広がる世界を体験してもらえたらと思います。

空気と水　　　永井　遥

「夢中になったから楽しかった。やめないでもっとやりたい。」《空気と水》の授業を受けた、小学校2年生の感想です。
　《空気と水》は、小学校低学年の子どもも「予想・討論・実験」のたのしさを十分に体験することができる授業書です。はじめて仮説実験授業をする側としても、おすすめの授業書です。
　子どもたちが楽しみながら「目に見えない空気について考えられる」ようになっていきます。デジタル版の授業書も紹介します。

花と実（たね）　　大久保卓身

●今回は，プロジェクターで，完成したばかりのＤＶＤの美しい写真（撮影 西川浩司，製作 林泰樹）を多数紹介します!!
●「チューリップにも実がなり種ができるでしょうか」「パイナップルにも花は咲くでしょうか」など，たのしい問題が次々と出てきます。
●みなさんに予想してもらいながら，結果のわかる写真を見ていきます。すると，〈花が咲くと実がなる〉という決まり（法則）が自然と身につく授業書です。
●「花や実の実物」の提示の仕方を紹介し，掲示物や写真を「どのように見せるか」をも紹介します。「アサガオ」の問題から始まる授業書なので，小学校低学年から高学年，そして中学校でも授業できる内容になっています。 講座に参加してたのしんでください。お待ちしています。

自由電子が見えたなら　　　長　香里

　1円玉は電気を通す？1000円札は？折り紙は？？「電気を通すか、通さないか」をテスターを使って実験していきます。簡単な実験の繰り返しを行っていくことで、身の回りのものを金属か、そうでないかで分けていきます。単純で簡単な実験なのに、子どもたちは大盛り上がり‼︎教師も難しい実験はありません。小学校低学年から高学年まで楽しめる授業書です。

磁　石　　　井上　勝

　そこにあると，ついついさわって遊んでしまう磁石。そんな磁石を使って，思い切り科学の世界を楽しむ仮説実験授業《磁石》の授業。今回の講座は３時間弱なので，《磁石》の全体をゆっくりと体験していただくことはできません。そこで，「ちょっとやりにくいところがある」と言われる第２部を中心に進めます。プロジェクターで〈授業中の子どもたちの反応や板書〉の写真を見せながら，また授業記録で〈子どもたちの意見やぼくの授業の具体的な進め方〉を楽しく紹介できればと思っています。
　《磁石》の授業の魅力，仮説実験授業を楽しむ子どもの姿を感じていただける講座にしようとはりきっています。１部と3部は，さらっと紹介することになりますが，「授業記録や掲示物を収録したＣＤ」を配布しますので，授業をされる方はそのＣＤをぜひ参照してください。……ＣＤは，講座に参加される方のみの配布です。

空気と気圧　　　中村　文

この講座では、気圧（気体の圧力）とそれによって起こる様々な現象について学ぶことができます。この授業書をすることで、空気の粒のイメージができちゃうなーって思います。また、実験で結果がわかるので子どもたちにも大喜びの授業書です。問題の予想を立てながら楽しく学んでいただけたら嬉しいです。

【研究】ものとその重さ ―原子論入門―　　　福嶋　昭雄

　体重をはかるときに，片足で立ったり，しゃがんでふんばったら，重さは変わるか？たのしい問題がたくさんつまった授業書です。
　この講座では，２０年前に板倉先生と話をしたのがきっかけで取り組んできた「原子論入門版」での授業を紹介します。「原子の存在をもとにして考える重さの授業」を味わってみてください。

背骨のある動物たち　　　伊藤　正道

〈背骨のある動物たちを中心に動物界全体を分類して系統立てて理解できる〉と定評のある授業書です。たくさんの動物たちがすっきりとどちらかに分けられていくのが気持ちがいいです。動物たちの世界がこんなにも簡単に明確に見渡すことができるんだと感動的です。イラスト入りの授業書を使って気楽に授業を進める方法を紹介します。

キミ子方式「春の草花」　　松本　一郎

モヤシを描いたら、「生長の順」に描いたらどんな植物でも大丈夫と、
体感したあなた、ちょっと複雑な草花に挑戦しましょう。
根っこを描く楽しさ…、だんだん仕上がるワクワク感
ぜひ！

特別支援教育はたのしい授業で　　　西岡　明信

　特別な知識や技能がなくても，新しいことでもやってみようという先生なら実施することかできる〈自己紹介〉〈最初の授業〉〈おもちゃ〉〈絵本〉〈ものづくり〉〈学習ゲーム〉〈授業プラン〉など，時間のゆるすかぎり，いろいろ紹介していきます。具体的な使い方はもちろん，考え方もお伝えします。
　新年度をたのしくスタートするための講座にできるよう準備しています。

【研究】静電気であそぼう　　　湯沢　光男

　春は静電気の季節。服を脱ぐときなどパチパチ起きる静電気。その静電気をつかって楽しく遊んでみましょう。
　講座前半では実験をやりながら静電気の原理を復習し，後半はいろいろなものづくりをしながら静電気の性質を楽しみます。
　最後はフランクリンモーターを作りましょう。はたしてうまく回るか？

【研究】おかねのはなし　　　岸　勇司

　みなさんには，日本政府にやって欲しい政策ってありませんか。先日，高校生相手の授業でそう質問したら次々に出てきて，その質問だけで1時間終わってしまいました。でも「日本政府でもおかねが足りなくて，どれもこれもはできないよね」という雰囲気にもなりました。本当にそうなのでしょうか？
　開発中の授業プランを体験していただきながら，おかねの本質と財政の基本を学んでいただきます。知ればビックリの内容なこと間違いなしです。有権者に必須の内容と自負しています（未来の有権者にもぜひ！）。ぜひご参加ください！

三態変化　　　阿部　徳昭

　　物質が固体、液体、気体の三態に変化する様子を粒のイメージで考えます。
「さすがに，石はとけないよね…」
「食塩が気体になって飛び回るなんて想像できない…」
　　子どもたちが実験に目を輝かせるのは，この授業書が一般によく行われる「水の 三態」だけでなく，この世の中のすべてものの「三態」を探っていく規模壮大な内 容となっているからです。わくわくどきどきしながら学ぶことで，子どもたちの頭も心も動き出します。未 知の世界を探検するみたいな楽しみがあります。一昨年度は4年生で，数多くやった授業書の中で人気ナンバー1でした。小学校４年生ぐらいから実施できます。
初めての方でも子どもたちとたの しく進めていける授業書です。講座は，春に販売スタートするデジタル版授業書を使ってします。
タブレット端末，pc，スマホ等をご準備ください。

ドライアイスであそぼう　　　高畠　謙

「ドライアイスは危ない触っちゃダメ」そんなことを教えられた？耳にした？という方は多いのではないでしょうか。そんなちょっと危険と思われるものと「あそんじゃう？」なんてちょっとドキドキしますよね？しかし，「あそぼう」していくうちにドキドキにわくわくが加わり，実験しながらその正体を知っていく...。すると、、、いつの間にかドライアイスと仲良くなっています♪新学期が始まり，きっとあっという間に“”暑い”夏がやってきます。そんな時期にピッタリなので，いまのうちに知っておくと暑い季節が楽しみになりますよ～～(^-^)

【研究】禁酒法と民主主義　　　根本　巌

「禁酒法って何のこと？」「お酒に興味ないなぁ」「道徳や生活指導の話なの？」いえいえ違います。「民主主義」の授業書です。みんなで話し合い，みんなで決める。社会を「正しい」方向に変えていく。それってすばらしいこと…ばかりじゃないかもしれません。板倉聖宣氏の著作を授業書化し，さらにデジタル化してみました。これまで6～8時間かかった授業が2時間でシャープに運営できます。中高の公民・公共や地域の大人サークルで実施しやすいようになりました。今の時代こそ「世界のオトナ全員に学んでほしい授業書」です。ぜひご参加ください。

生物と種　　　佐藤　朗子

自然界では、様々な生物が環境を共有し、互いの存在を認め合う生き方をしています。生態系が保たれている状況とは、多様な「種」が多様な「生き方」を認め合うことにより生じる状況です。ところが、私たち「Homo sapiens」は、「自分たちだけ一種」に通用する価値基準を構築する過程で、そのことをどこかに置き忘れてしまったように思います。授業書『生物と種』を通して、ヒトも「生態系の中の一種」であることを感じてほしいと願っています。

もしも原子が見えたなら　　　峯岸昌弘・伴野太一

　子どもたちから絶大な人気をほこる授業《もしも原子が見えたなら》を，あなたもたのしく体験してみませんか？　初めての方はもちろん，「毎年やっています」という方も，きっと，新しい発見がある講座になること間違いなしです。
　たのしみ方は，授業する人で十人十色。その中でも，あっさり派の峯岸と，じっくり派の伴野がコンビを組んで，それぞれのたのしみ方を語ります。きっと，授業を受けている子どもたちの笑顔が浮かんできて，「今年も絶対，この授業がやりたい！」と思えるような時間になるでしょう。分子模型をつくりながら，みえない空気の姿が，生き生きとイメージできるようになる３時間です。

宇宙への道　　　沢田　雅貴

《宇宙への道》もうこのタイトルからして、わくわくしてしまう授業書です。地球→月と太陽→太陽系と徐々に規模を大きくし、じわじわと驚異的な宇宙の広大さを味わっていけます。宇宙のことについて、ちょっと知っている子どもたちですら、いつのまにか宇宙の広大さに引き込まれていきます。きっと授業書が終わったときには、頭がパンクするほど想像を絶する宇宙の広さを体感するでしょう。宇宙の果てしなさ、大きさを知りながら、人間の小ささと偉大さを感じることができる、ロマンあふれる授業書だと思います。模型を作ったり、数字や時間を比べたりしながら、壮大な《宇宙への道》を体感してみませんか？

電池と回路　　　関村　萌

この授業書は、4部構成で第1部「豆電球のつけかた」、第2部「はだか線とピニール線・エナメル線」、第3部「スイッチ」第4部「電池のつなぎ方」となっています。小学3,4年生にはバッチリな授業書ですが、「小学2～4年生くらいの子どもたちを一応念頭において、電流と回路についてもっとも基本的な知識を与えるものです」となっています。講座では、実際の授業でどのように進めたかを紹介したいと思います。
簡単な実験が多いのですが、実験の結果が出るたび子どもたちの反応がとてもかわいく，授業をしている私も毎回わくわくできる授業書です。ぜひ，体験してみてください。

不思議な石・石灰石　　　鈴木　健太

ただの石ころ? いいえ 科学の発展に 貢献してきた偉大な石なんです! 石灰石の不思議な性質を分子模型を使って探りつつ、石灰石を通して地球の壮大な歴史を見渡します。第６部まである長い授業書ですが、事前に撮影した実験動画も交えながら最後までやる予定です。

※最近改定された授業書を使います。現在仮説社で紙で販売されている授業書とは細かい部分が少し異なりますので、ご了承ください。

【改訂版】電子レンジと電磁波　　　三浦　俊輔

私がこの授業書を推したいのは，子ども達から圧倒的な支持を得ただけでなく，多くの子どもが電磁波の性質をものにしたのに驚き，どんどん広まって欲しいと思ったからです。 電子レンジを使った楽しい実験とお話を進めるうちに，あなたも子供たちも，想像以上に電磁波が身近なものとなると思います。楽しみましょう。

水分子の冒険　　　漆原　康之

あなたは、原子や分子をみたことがありますか？原子や分子は、小さすぎて目で見ることはできません。《水分子の冒険》では、目に見えない水の分子が、ほんとうに見えたかのように感じられる授業書です。いろいろな実験をしながら、普段なにげなく使っている道具のしくみや、見てきた現象をたのしく理解することができます。授業書ででてきたことを利用して、ものづくりもたのしみたいと考えています。

【研究】ふりこと振動‘24　　　川島　滋弘

《ふりこと振動‘24》は，仮説実験授業の授業書として最初に完成し公表された授業書《ふりこと振動》を，さらにたのしく授業できるように改訂作業を進めたものです。
　みなさんも，世界観が変わるような，そんな体験をしてみませんか。
　共振につながる可愛らしいお土産作りや，実験道具の販売も行います。
　授業を受けた方から，こんな感想をいただきました。

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ふりこの振動が，全部につながっていて，とても感動しました。
すごく楽しかったです。私がいちばんキライな物理の授業がこんなに楽しくて，面白くて，しかもとても丁寧でわかりやすかったので，最高でした。ふりこの振動が，音だったり，周波数だったり，地震だったり，人間の交流や集まりだったり…，全部につながっていて，とても感動しました。

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世の中の見方が変わっていく感じがして，心地よかったです。
振動数，周波数のことがよくわかった。それに気がついて，それを利用してしまう人間がすごい！ 振動数を電気信号に変えて，というのにビックリ。電波をこんなに利用する時代なのに，どのように使っているのかを知らないなんて，もったいないと思った。ふりこからはじまって，そのルールを知っていくうちにいつの間にか周波数のことがわかってきて，世の中の見方が変わっていく感じがして心地よかったです。

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世界がどんどん広がって，つながっていく感じ
とても楽しかったです。１部はなんとなく昔習った物理のおぼろげな記憶で楽しめました。ストップメソッドも，長いふりこの実験も感動的でした。
２部からの共振・共鳴がものすごく楽しかったです。世界がどんどん広がって，つながっていく感じがして，「うわあ，それも振動なの？ それも共振なの?!」っていう，わくわくした気持ちになりました。すごく頭の中がすっきりして気持ちいいです。これからの生活の中で，きっと「えーっ，これも共振なの？」って思うだろうなっていうシーンがいっぱいありました。

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キミ子方式「空と〇〇」　　　松本　一郎

空と〇〇〈空〉は、基本は画用紙の大きさを変えないテーマ（切ったり／足したりしない）です。
これは、ポスターコンクールなどに威力を発揮します。
青空も良いけど、くもり空も、夕焼け空も、どんな空だって描けるようになります。

特別支援教育はたのしい授業で　　　佐藤　弘道

特別支援学級の担当になって戸惑っていませんか。まずはお互いに楽しい人間関係なることが一番です。そこが難しいのですけど、そのために役立つ教材、教具とその使い方をお知らせいたします。学力優先ではなく遊び感覚が大きければ大きいほど子どもは何度でもやってくれます。この継続が知らず知らずのうちにいろいろなことを身に付けさせてくれると思っています。ぜひ体験してみてください。

虫の世界　　　梶 孝司

　虫の世界、キノコの世界、樹木の世界と連なる、世界シリーズの原点。ふだん見過ごしている、虫たちに隠されているふしぎを体験します。
　みなさん、昆虫ってどういうもの？と聞かれたら、どう答えますか？「足が６本あるもの」、いや「からだが頭・胸・腹の３つに分かれているもの」って答えるかもしれませんね。
　じつは、今回はこれらとは別の「本質的な分けかた」を提案します。この分けかたで昆虫たちを改めて眺めてみると…今までとは違った、昆虫の世界が見えてくることでしょう。
Q&A形式で「ふむふむ！」と納得しながら、楽しく進めていきます。みなさんも、昆虫たちのふしぎな世界に足を踏み入れてみませんか？

【研究】地球のいま,そして未来　　　中 一夫

いま〈地球温暖化〉の問題は、全世界で大きく取り上げられ、危機的な地球の未来像が描かれています。危機感や不安感の高まったときほど，冷静に考えてみることが必要になってきます。データや歴史をもとに、根本から問題を考え直し、一緒に「私たちのできること」「本当に有効な方法」を考えていきたいと思います。一緒に地球の明るい未来を描いてみませんか？
＊授業書ではない、授業プランの紹介です。